1日の授業が終了し、小湊亮は野球部の部室へと向かっていた。 時は9月。受験生ならば受験生らしく勉強に励む時期であろうが亮はとっくに大学は推薦で決まり、部活を続けていた。 「早いね、亮」 「あぁ、今日は珍しく担任の終礼短かったからな」 部室へと入ると、隣のクラスで同じく未だ部活をやっている長谷川光がバットを磨いていた。 まだ大学は決まっていないが、浪人覚悟で部活を続けるらしい。 なんでも亮と最後まで青春したいだとかなんだとか。