タオルのせいで周りが見えいらしくて、シキはふら付かせていた足と足が絡まってゆっくりと倒れこんでいく。俺は思わず彼女の腕を掴んで自分のほうに引き寄せた。
勢い余って引き寄せすぎて、俺までバランスを崩して後ろへ引っ張られる。
───ドン!
「……い、っつぁ」
情けない声を上げたのは俺のほうだった。
思いっきり床に背骨を打ち付けたらしく、しばらく痛みが広がって息がとぎれとぎれで痛すぎる、って───シキは!?
俺は思わず首だけばっと上げた。
同じよう倒れこんだ白い物体がもぞもぞと、俺の上で動いているのが見えた。一瞬にして引いていた血の気がじんと戻っていく。
どうやらタオルのせいで視界が見えなくてもぞもぞしているらしい。
乗っていたタオルをそっとめくる───
「……あ、」
「……あ、」
声が重なった。



