あと、11分




「きっと……、彼女に怒られる、わ」

「え?」

「どうしてわたしは何度も、約束を破ってしまうの、かな。……恨まれたって、仕方ない、わ」


誰のことを言っているのか、彼女が何を言っているのか、分からなかった。

でも、どうしてだかその言葉から、自分も何か関わっているような気がした。思い出そうと眉を寄せるけれど、結果は同じ。



「きっと、もう、神様にだって、見放されてしまった」

「……シ、」

「───ごめんなさい」

「……」

「ごめんなさい、ごめんなさい……ごめんなさい」


彼女は、何度も謝る。


「───こんなわたしを、許して、ください」