『2891に、逢った』 ───2891。 2891に逢った。 何故か、ぐにゃりと世界が曲がった気がした。なんだ、これ。 どくどくと、外で聞こえる虫の声よりも大きく俺の心臓がうるさいくらいに暴れまわっている。手が、震える。それでも、俺はページを捲る。