一番奥に、まるでそれを隠すために、放り込んでいたみたいに、それはあった。
ノート。
ノートの端はめくれあがっていて、しかもかなり黄ばんでる。表紙はよぼよぼで、結構使い古されているみたいだった。
「……こんなの、俺、いつ」
手に取って、ペラりとページをめくる。
最初に書かれていたのは、汚いひらがなばかりの文字で最悪だと書かれていた───
『最悪だ。夏休みが始まってすぐに、こんなことになるとは』
「ぶっ」
思わず吹き出す。
なんだこのちょっと大人ぶりましたかん満載の日記。俺小学校の頃、こんな痛い奴だったけ。
もうちょっとクールだと思っていた。



