唐突だった。 何で、と聞こうとしたけれどシキの瞳は揺らぐことなく、まっすぐ俺を見ていて。 「きっと、そこに答えがある、から」 シキは俺に1枚の紙を差し出した。 手を取ると、 「ここに、あるはずだから」 一言だけそういう。俺はその紙を広げてみると、丁寧に書かれた地図と学校から少し離れた道に〇が付いている。 「これは?」 顔を上げると、シキは懐かしそうに微笑んでそして、言った。 「わたしの、家」