あと、11分


唐突だった。

何で、と聞こうとしたけれどシキの瞳は揺らぐことなく、まっすぐ俺を見ていて。


「きっと、そこに答えがある、から」


シキは俺に1枚の紙を差し出した。


手を取ると、


「ここに、あるはずだから」


一言だけそういう。俺はその紙を広げてみると、丁寧に書かれた地図と学校から少し離れた道に〇が付いている。


「これは?」


顔を上げると、シキは懐かしそうに微笑んでそして、言った。




「わたしの、家」