冷たい感触が、俺の腕に伝わる。掴まれたシキの手は、震えていた。 「手伝って、ください。 香澄くんを、助けたいの」 真剣に俺を見つめるシキは、どこか弟を大切に思う姉の瞳をしていた。 小さく笑ってしまう。そんなの、分かりきっていることなのに。 「やらせて。俺にできることは、全部する」