あと、11分


殺した。

9年もの間、実の姉を思って、忘れることもできないで抱えたまま、自分の犯した罪をずっとずっと責め続けている。

殺した。

直接であれ、間接であれ、姉が死んだのは自分のせいだといい続けている。


「……辛い、な」


ぽつりと呟いていた。

それはとても、辛いだろう。胸が張り裂けそうになるくらい。


そして、それを救えるのはきっと───



「……わたし、救いたい」



シキ、だけだ。


「わたし、救いたい」

「でも、」

「手伝って」


シキが立ち上がった。