殺した。 9年もの間、実の姉を思って、忘れることもできないで抱えたまま、自分の犯した罪をずっとずっと責め続けている。 殺した。 直接であれ、間接であれ、姉が死んだのは自分のせいだといい続けている。 「……辛い、な」 ぽつりと呟いていた。 それはとても、辛いだろう。胸が張り裂けそうになるくらい。 そして、それを救えるのはきっと─── 「……わたし、救いたい」 シキ、だけだ。 「わたし、救いたい」 「でも、」 「手伝って」 シキが立ち上がった。