「自殺なんかじゃ、ない」 そう、言う。 「シキ姉さんは、自殺なんかしてない……!!」 ───シキ。 その名前に、俺は目を見開く。 シキ、シキ、シキ。 何度も、何度もその名前がリピートする。 シキ───あれ。あれ。 なんで、こんなに懐かしい気持ちになるんだろう。 なんで、こんなに胸が締め付けられるほど痛いだろう。