「───なん、……で、シキが女だって知ってるんだよ」 きっと、夕雨のことだから。 俺の態度で分かったんだ、そうだ。そう、思いたかった。きっと幼馴染の勘だよ、そう言ってくれる。 でも、返ってきた反応は─── 「……ぁ、」 ───まったく、違うものだった。 目を見開いて、自分の失態を後悔するかのように彼女の瞳が揺れる。 嘘だ、嘘だ……そんな、嘘だ。 じゃあ、夕雨は、夕雨は。