そうしたら、シキをこれ以上傷つけることなんて無かったのに。
そうしたら、また辛い目に遭わせることなんて、なかったのに。
息が荒くなる。
頭が体に追いつかなくて、何を考えればいいのか分からなくて頭を押さえた。
泣く資格なんてない。
俺にそんなことする権利ない。
分かっているのに、分かっているはずなのに、視界が滲んだ。
ごめん、ごめん、ごめん、ごめん。
ごめん、ごめん、ごめん、ごめん。
ごめん、ごめん、ごめん、ごめん。
ごめん、ごめん、ごめん、ごめん。
何度も、何度も、何度も謝った。
許されないことも分かっているのに、謝らずにはいられなかった。



