あなたがいてくれたから


「なに〜⁇」


「そいつ、だれ?」


その言葉に一瞬なんて言うか迷った。


(どうしよ。か…彼氏?って言った方がいいかな。でも…はずかしい…)


「この人は、か…」

プシューってしたような感覚で自分でもわかるぐらい、顔が真っ赤だった。


「・・・」

「か?」

だまってしまった、私に追い打ちを風間くんはかけてきた。


「か…「彼氏だよ」

私の肩に手を置いて、高野が言ってきた。


バンッっとなにかが爆発したような気がした。


(すごくはずかし〜)


はずかしすぎて、私は下を向いてしまった。