次の日、日曜日だったから、高野にも会えずただずっと家にいた。


起きて、電話をしてみても留守番電話だった。


プルルルー

その音が聞こえた瞬間急いで、携帯をとった。でも、中を見るとバイト先からだった。

(…なんだ)

そう思いながらも出た。


「もしもし、どうしました⁇」

『ごめんね、休日に。実は今日来るはずだった子がカゼになっちゃたのよ。だから、暇だったら来てくれるかしら?
お願い』


「・・・別に、いいですよ」


『よかった。ありがとね』

プチッー


私は、もう一度携帯を見て見たけど、なにも無かったから、電源を消して家を出た。






「美桜さん、こんにちは。今日は休日なのにどうしたんですか⁇」


バイトに行くと一人の男性が話しかけて来た。

「呼びたしよ」

「うゎ、大変ですね」


こう言ってくる人は、同じバイト先の
風間 和樹 [ふうま かずき]くんだ。