足が重かった。 (…こわい) ずっとそのことを思っていた。 ー悪魔、帰ってこないでよー 頭から離れなかった。 (いや、いや、私は大丈夫。一人じゃないから…大丈夫だよ…) 思わずそこに座ってしまった。 座ったわいいけど立てなかった。 (大丈夫。私は一人じゃない) 腕についていた大貴からもらったブレスレット見て、私は勇気をもらった。 私は、ゆっくり立った。 (大丈夫) 私は、大きく深呼吸をして家えと向った。