あなたがいてくれたから



皆ワイワイしながら、店に入った。
(もちろん、全員参加で)


俺はある人を探した。それは、もちろん如月だ。まだ自分の気持ちは分からないけど、最近あいつのことが気になる。


「・・・」

(いた!)

如月を見つけたと思ったら、木島と話していた。

(後ででいいか…)

そう考えてたら、女どもがきて、俺にくっついてきた。

「ねぇ〜高野く〜ん♡
隣の席にすわろ〜♡」

「ずる〜い、高野君私とすわろ〜♡」

(うざ‼︎)

人の横でうざいことを言ってくる奴に腹がたった。

そう思ってたら、いつの間にか如月がどっかに行っていた。

おれが周りを探すと、あいつはもう席に座っていた。

(はぁ〜
まあいいや)

俺は、女子たちから外れて俺の幼馴染の堤川 晃 (つつみがわ あきら)の所に行った。

「また、女子から逃げてきたの⁇」

「あぁ〜
まあな」

俺たちは、話しながら席に座ってた。そこが、ちょうど如月達の前だった。

「如月さんってすごい演技だったね!」

「いえ…そんなことないよ」

晃と如月は話してるけど、俺と木島はあまり話さなかった。


(はぁ〜)

そろそろ、皆が帰る時間になった。その時、晃が

「まだ時間ある奴はさ、これからどっかいかねぇー」

そう言ってきた。

さっきもため息が出たのに(心の中で)また、ため息が出そうになった。