コロコロ
口の中には、如月がくれた飴が入っていた。(イチゴ味)
「そろそろだから、準備しといてね」
木島は、舞台の横にいるから声を小さめに皆に伝えた。俺も、その頃には飴があと少しで終わるところだった。
「次は、二年A組による[光と影]で
す。どうぞ」
司会のやつがそう言って劇ははじまっ
た。
やる気は無かったけど、如月との約束があるからなんとか棒読みはやめた。
「なぜあなたは」
如月の演技はすごい。しっかりと涙なんかがでてる。それに比べて、俺は普通にしているだけだった。
「たのむ」
ーーーーー
数十分して劇は終わった。劇が終わって礼をすると拍手がきた。
(やっと、終わった。)
いろんな劇が終わって、最後に結果発表だった。
「それでは、二年に参ります。
二年の優勝クラスは…」
皆が両手を揃えて祈っていた。
そして・・・
「二年A組の[光と影]です。」
「ヤッターーー」
それを聞いた瞬間皆が大声をあげた。
そして、俺らは見事優勝した。そして、代表者が無料食べ放題権を持ってきた。
「早速行こ〜」
皆が、その声に頷いた。

