「…どうしたの。
やっぱり、似合って無いよね」

少し残念そうに如月は顔をしたに向け
た。


「や、いや、そ言うんじゃなくて、あのその…」


「だから、可愛いってことでしょ!」

どこからか声がしてそっちを向いたら、仁王立ちで手を腰に立っていたのは、木島だった。


「え‼︎」

如月は驚いたのか、顔を赤くした。
俺はただ、呆然としてるだけだった。

「それよりさ、早くしてよ‼︎
もうすぐ始まるんだから!
それに、あんたらがいないからみんなが探してるのよ‼︎」


「ご、ごめん」

「すまん」

俺たちは、舞台がある体育館にむかっ
た。

ザワザワ
いろんな人の演技を見て、今は昼休みらしく、ざわついている。

(そう言えば、お腹空いたな…)

緊張とかは、俺はあまりしない方だから能天気なことを考えていた。
それと、俺とは逆で如月はいかにも緊張してますかんがあった。

「ぐぅ〜」

(やべ‼︎)

お腹の音が出てしまった。でも、結構小さかったから、誰にも聞こえてないとおもったらー

「ぷ…あははは」

隣から笑い声がした。

(聞かれてたのかよ)

俺は、恥ずくて顔を手でふさいだ。そして言うまでもないが笑っている奴は、当然如月だった。

「あはは…ごめん、ごめん。」

謝ってる感じだったけど、顔はすまんとおもっていないきがする。だから俺は、如月の顔をつねってやった。

「いたいれふ。ふみまへんでひた」
(いたいです。すみませんでした)

つねるのをやめた俺は、如月からそっぽを向いた。


「高野、手出して」

俺の行為を気にせず如月が言ってきた。
まぁ、しょうがないから俺は如月の言うことを聞いて如月に手を出した。

「はい!
これあげるね‼︎」


そう言って、如月は俺の手に何かを乗せた。なんだろうと見るとそれは、小さな飴が二つ入っている袋だった。(小さな袋の中に四角い飴が二つです)

「…いいのか」

「しょうがないから、あげる!」

如月からもらった飴を一つだけ取ってあと一つは如月の口にやった。


ニヤッ
「ありがとな」

そうやったら、如月は顔を赤くした。