〜side如月美桜〜
「はぁ〜」
私は、今ものすごい悪夢を見ているかのようです。
なぜならば、
「お待たせ〜はやいじゃん」
そう、こいつが出した条件が1日デートするだそうです。
だから、本当に最悪。
「・・・遅い!」
(自分が、遅れて来るなんて‼︎)
今は9時過ぎだった。待ち合わせは、9じだった。
「まあまあ、そんなこと言ってるとかわい…い?」
フゥん
(きずいたか)
私は、こいつとのデートがいやであえて男子のような格好をした。
髪は、一つにまとめておだんごにして、ジーパンにパーカーそして、バックも腰に巻くものにした。もちろん、靴もスポーツ用の白い靴だ(前に、なんかとために買っておいた服が役に立ったのだ)
(ふぅふぅふ〜)
これで、私とはデートしないでしょう。
「・・・ちょっと、こっち来て」
高野がそう言って私の腕を掴んで、どっかにいった。
「ちょっと、どこ行くの⁇」
「いいから」
そう言って、引っ張られていってついた場所はかわいい、服がたくさん置いてある場所だった。
「・・・」
「入るぞ」
「ま…待って」
私はあわてた。
「なに?」
私が慌ててるのも知らずに、高野は普通にそこに入ろうとしていた。
「なにじゃないわよ」
そう言っても、高野はそこに入っていった。もちろん、私の腕を掴んで…
「・・・どれがいい⁇」
「どれがいいじゃなくて、デートするんでしょ!」
「だから、デートでしょ⁈」
私は、わからなくなっていた。
「デートって…服屋⁇」
「いや、デート場所はここじゃないけど…まずは」
そう言って、私の服装を見た。
「それも、クールでいいけど、俺といるときは、カワイイのにしてよ」
「いや」
高野は、そう言ってきたけど、私は、それに即答した。
でも、高野は聞く耳持たず私の服を選びはじめた。