きっとこれは青柳さんの仕業に違いない とそう思えた。


「青柳さん、そこにいるんでしょ?
お願いだから開けて!!」


微かに小さい声だけどはっきりと青柳さんの声が聞こえる。


「あんたがいけないのよ!佐藤くんに話し掛けてさえいなければ、佐藤くんに罵声を受けることさえなかった

全部あんたのせい、あんたが悪い

おーほっほー、そこで一人反省してなさい」


「違うの青柳さん、私今一人じゃないの
佐藤くんも一緒にいるんだよ?」




私は扉の向こう側にいる青柳さんに話し掛けたが、もうその場に青柳さんはいなかった。




私、どうすればいいの…?



私のせいで佐藤くんまで巻き込んでしまった。


私が佐藤くんに話し掛けていなければ
こんなことにならなかったのに___



青柳さんが言ってた通り、全部私が悪いのかもしれない。




そう思うと、何だか胸がぎゅっと苦しくなり次第に悲しくなる。




私、また一人ぼっちになってしまうのかな。


せっかく佐藤くんと友達になれると思ったのに…




私の前から友達がいなくなる。


親友や友達だって、胸を張って言えない。






それは全て青柳さんに奪われてしまったから。





私の大切な一部を___