~天使ロード~

私、少し気を失っていたみたい。

微かに目を開けると、工の顔が至近距離にあった。

私は慌てて飛び起きようとするが、体が固定されていて動かない。


あれ、どうしてだろう…


「おい!あまり動くなよ
バランス崩したらどうするんだ?」


「あ、すいません」


も、もしかして…


私がふと地面に目線を向けると、体が宙に浮いている。


ってことは、私工にお姫様抱っこされているんだー!!!


確かに何か体にゴツゴツするのが、道理で当たると思った。


それにしても私、かなりの鈍感じゃん…


「工、いつからお姫様抱っこしてるの?」


「今さっき…
目的地着いたから、車から下ろすのにお姫様抱っこしたんだよ!
急に美桜が倒れて意識失うし、心配したんだぞ?」


「ごめん…
お菓子取ろうとしたら、テーブルの角に頭を打ちつけちゃった
それよりキスってしたの?」


「おっちょこちょい過ぎるだろ!
いや、キスはまだだ
これからするとこ!」


「え!?」


「だから、目瞑れよ
俺だって恥ずかしいんだから」



いや、それを言うなら私も一緒だよー。


キスされるタイミングを伺う為、周りを見渡すが、人らしき人物がいない。

まぁ…野良猫がいるくらいだけど、それくらいなら大丈夫!!



今がチャンスだよ、工。


早くキス済ませてよね!