賢ちゃんとこから帰ってきて…

新しくバイトを始めようと思った
矢先、とあるコンビニで昔の
バイト仲間…ひとつ上の先輩に
会った。大輔と付き合ってたとき
働いてたスナックの女の子。

そのスナックは、もう潰れてて
その先輩は、新規オープンする
とある店に、オーナー直々に
誘われてて…一緒に行かないかと
声をかけてきた。普通のスナックと。


私は、その話にのった。

知り合いが居ること。
オープニングスタッフ。
条件のよさ。

しかし、入ってビックリ!

話が違う!
内容的にはスナックなんだけど…

指名制、ラウンジ
または、キャバクラ…

一対一の接客。

同伴、指名、オーダー
グラフ…ナンバーワン…

そんな、世界。
給料も歩合制。

恐れてた…敬遠してた世界へ
足を踏み入れてしまった。

何人かが、話が違うと辞めた。

私も辞めようかと思った。

でも、プライドが許さなかった。

同じ、辞めるなら…
やるだけやって、辞めよう。

どうしても
ダメって思った時に辞めよう…。

この選択肢が後に
多きな人生の分岐点となる。

店の帰り、公園で友達との約束に
ぶっちぎられたある日、同じ様な
状況の一人の男の子に出逢って…

声をかけたか、かけられたか…

言葉を交わす…

「待ちぼうけですか?」

やがて…私は彼と
短い同棲生活を始める…。