それから、無事、夏休みになった。

張り切って帰省する。

自分ちには帰らない。
大輔の家に泊まり込みは、
当たり前だった。


しかし、その夏休みは
事件(?)がいっぱいで…。
まず忘れられないのは…

女友達が彼と別れたと
泣きついてきた時、二人で
慰めてたら、大輔がその子に
何か良いこと言ったのね、H系。

ちょっと、私がムッとくるような事。

で、何か
「いーよ、Hしたいんならすれば?」

みたいに言ったら、大輔が
『えっ、いいの?』
って乗り気だったから

「そんなの私じゃなくて
相手(友達)に聞きなよ。」
って言ったら、相手がそこで
まさかの『私は、良いよ。』って

OK出したのよ。はっ?って感じ。

で、自分の言ったことだから引けず…

ってか、奴らが本気で
どこまでするのか知りたくて…

部屋出たところで「どーぞ。」って

言ったら、ホントに始めちゃった。

しばらくして部屋に入って
布団越しの彼らに
「それ、本当に入ってるの?」
って、聞いたら、大輔が

『うん、見る?』って調子のって
布団めくって、結合部まで
見せてくれた。

行為が終わると、友達は気まずそうに
そそくさと帰った。

いや、もう友達じゃないけどね?

大輔と二人で気まずそうにしてたら

『お前が良いって言ったやん。』

って、不機嫌になって
そのあと、汚いからやめてって
言うのに、私ともH。

もう、私やりながら泣いちゃって…

それでも別れられないって
なんだろう…。

でも、散々、浮気されて
裏切られたから、私だって…って
気持ちが少しは
芽生えてたのかもしれない。