【詩】キミの空へ


ため息を真っ赤な風船につめこんで

遥か空へと放ってみよう



視線すら届かないほど高く昇ったならば

燦(さん)と降る木洩れ日の下

穏やかな夢を抱いて眠ってみよう



雑踏を川せせらぎに変え

苛立ちを風に揺らぐ木々の葉に変え




涙を




未来のアナタに出逢うための

切符に変えるために