side:塁 「るーいー!」 輝に呼ばれて我にかえる。 昔を思い出して居たのか…。 「塁?大丈夫?」 緋那ちゃんが珈琲を持ってきてくれた。 「大丈夫、少しボーッとしてた」 「緋那、珈琲なんざ自分でやらせろ。 お前らも緋那を使うな」 出た、魔王。 やっと緋那ちゃんからの告白を貰えた麗はいっそう独占欲が強くなった。