どのぐらい走ったんだろう。 なりふり構わず…訳も分からず…。 ただ、麗への気持ちを…振り切るように走った。 大好きな麗。 だけど…。緋絽は私の唯一の家族だから…。 緋絽だけは…。 生きてほしい。 幸せになってほしい。 だから、私が守る。