―3年前― 「麗、塁、輝、岳。 今日から“蓮美”の養子になった。 緋那と緋絽だ。 お前たちと同い年だ。 仲良くしろ」 そう紹介された…2人は…俺たちを警戒していた。 特に…緋那ちゃんは…怯えていた…。 「緋那、緋絽。俺は麗だ。 俺は…お前を傷付けない」 麗は緋那ちゃん向かって言う。 でも緋那ちゃんは俯いたままだった。 その日から俺たちは緋那ちゃんと緋絽から離れる事なく一緒にいた。