「断われなかったか」


「帰宅部のくせに俺並みに忙しいのって言われて返す言葉なかった」


「あらら」


私はゴミを集めながら橋野ちゃんに話す。


今日の愚痴を優しく聞いてくれるのは橋野ちゃんだけだ。