消える前に……



夜の暗い世界に

散らばった光たち。


綺麗で言葉を失うほどだった。


窓に手をつけて

目を輝かせる綾の表情は、

俺の心を満たした。


今日、

一緒に来て良かった。


今まで

確かに思えなかったことが、

全部確かに思えた。


俺の決意は間違ってなかった。


自信を持って

言えるようになった。


もう少しで

俺たちを乗せた観覧車は

頂上に昇る。


俺は綾に話しかけた。


「今日は本当に楽しかったね。」