消える前に……



俺たちは二人、

手をつないで

案内板も何も見ずに

適当に歩き回った。


行った先には

ジェットコースターがあったり、

お化け屋敷があったり、

射的とかのできる

ゲームコーナーがあったりした。


綾が「苦手だから」

というのも無視して、

強引に手を引き

お化け屋敷に入った。


俺はけらけら笑いながら、

怖がる綾の様子を見ていた。


お化け屋敷を出た後、

少し涙目になって

怒ってる綾を見て

可愛いと思った。


綾の一つ一つの知らない一面を

見る度に、

俺は可愛いと思った。


もっと、

もっと知りたいって思った。