綾と二人きりで会うのに こんなにドキドキするのは 本当に久しぶりだった。 初めてのデートの日の朝。 あの時の気持ちが よみがえってきた。 俺、 本当にあの時と同じだ。 変わってないや。 今までずっと 変われない自分が 嫌でしょうがなかった。 だけど今、 『変わってない』って思った時、 本当に嬉しかった。 俺は携帯で時間を確認して、 早めに家を出た。 あの時と同じだ。 自分でも笑えてしまうくらい あの時と同じだった。 電車に乗って、 あの日と同じ駅に向かう。