消える前に……



何よりも悲しい……


何よりも優しい……


そんな顔をした綾が

気になってしょうがなかった…。


結局、

俺は眠れないまま

朝を迎えてしまった。


朝日が部屋に入ってきて、

その眩しさに

俺は目を細めた。


綾のことを考えると、

早く学校に行きたくなった。


今もまだ綾は悲しんでいるのかな……?


そんなことが

頭に浮かんできて、

一層俺の心配は

膨らんでいった。


だから、

俺は早く学校の準備を済ませ、

朋樹が来たら

すぐに学校に行けように、

鞄を肩に下げて、

玄関の前で立っていた。