消える前に……



駅に着いて、

俺が定期券を

取り出そうとしたときに、

俺は携帯を綾の家に

忘れてきてしまったことに気づいた。


「やべ…綾の家に携帯忘れてきた…。」


俺の言葉に朋樹は驚き、

時計を見ながら

言ってきた。


「まじ?じゃぁ急いで携帯取りに行くか…。」


「もう時間も時間だし、
朋樹は先帰って良いよ。
俺一人で取ってくる。」


そう言って俺は、

駅でみんなに別れを告げて

綾の家に向かって

来た道を引き返して行った。


駅から綾の家までは

あまり遠くないから、

そんなに遅くもならないだろうと思い、

俺は歩いて綾の家まで行った。


綾の家のインターフォンを押し、

綾の声が聞こえてきた。