消える前に……



「これから一年、
お前ら6人の担任をするかと思うと
気が重くなるよ……。」


「これから一年宜しくお願いします!!」


一輝は笑顔で井上先生にそう言った。


一輝は去年一年間、

渡邉に目をつけられ大変な一年だったらしい。


だから井上先生に

なったのが心から嬉しいのだろう。


そんな何の濁りもない満面の笑みを見て

井上先生も怒る気力を失った。


「もういい……。
大変な一年になりそうだが、
楽しそうでもあるな……。
これから一年、
一緒に頑張っていこうな!!」


『『『はい!!』』』


俺たちは小学生のように

元気に声をそろえて返事をした。


「それと、
明日から一週間、
学校に早く来て掃除だからな!!」


井上先生が笑顔でそう言った。



『『『えー!!』』』



俺らは声をそろえてそう言った。