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そろそろ夏が始まろうとしている。
春の陽気な雰囲気はどこに行ったのか。
そう思わせるほど。
僕は夏の始まりを静かに見つめていた。
落ち着きのない僕は君をせかす。
「早く帰ろうぜ?」
「もう!ちょっと待ってよ!」
君はいつものように僕にその言葉を返す。
そして、君は口を尖らせて僕に怒ってくる。
そんな顔を見て僕は、笑いかける。
僕の笑顔を見た君は、僕に笑顔を返してくる。
知っている。
僕は、この普通な日常を。
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