太陽が沈み終わる頃に、僕達は教室を出て家に向かった。

帰り道、友達が一人づつ違う道に歩いて行く。

「ばいばい」

その言葉だけが夜の道に聞こえた。

君の家に着くと、家の前には君の家族が待っていた。

「おかえりなさい」

君を笑顔で迎えてくれる家族。

君は家族のもとに駆け寄り、家族に声をかけられる。

「そろそろ行かないとね。」

その言葉を聞いて君は僕の方を見つめてきた。