「怒られるのは当たり前でしょ?やっていいことと悪いことが」 「はいはい、分かりました、反省してます」 「真優…」 「眠いから寝る。もういいでしょ?」 お腹すいてないの?と聞くお母さんを無視して、あたしは階段を登った。 きつく閉めたドアの音が、バンッと部屋に響く。 ため息をつき倒れるようにベッドに横たわると、またひとつため息がこぼれた。