楽しければいい。


それの何がいけない?




笑えてたら最高に楽しいじゃん。


それの何がいけないの?




散々笑って、暗くなった夜道を走り、たどり着いた家の前。





…帰りたくない。



玄関のドアをそっと開けながら、あたしはため息をつく。





「真優!」



ほら。また始まった。