シーンと静まり返るリビング。 テレビもついていないからか時計の秒針の小さな音が聞こえてくる。 今日はふたり揃って説教ってわけですか。 面倒くせー。 心ではそう思いながらも、シュンとした表情を作りあたしは黙ってうつむいていた。 「どうして門限を守らないんだ」 お父さんがあたしに聞いた。 「まず…7時って…早すぎだよ。友達は8時とか9時だよ?」 「今は何時だ?」 そう聞かれ、壁の時計に視線を向けた。 「…10時前」 言いながら、今日は話が長くなりそうだと感じた。