いい加減、放っておいてくれないかな。
心配してるだの怒られるようなことをするなだの、マジ…ウザいんだけど。
門限7時?守れるわけないっつーの。
もう高校生だよ?あたし。
いつまでも子供扱いすんなよ…。
むしゃくしゃする気持ちのまま、あたしは目を閉じた。
まだ残る、お酒でふわふわした感覚。
せっかく楽しかったのに…帰った途端に気分が台無しだ。
早く大人になりたい。
自由になりたい。
誰にも縛られることのない、解き放たれた自由がほしい。
眠りにつく前、あたしはいつからかこんなことばかりを願うようになっていた。



