「水原にまけたー。俺60だぜ?」


と、普通に答えてくれた。


そして、

「水原すげーな、62点で。」


と、言った。やっぱりバカにしてる。



「2点しか、変わらないじゃん。」


私は、少し怒りながら言った。




すると、奏太は私の頭をポンポンとたたいて


「すげーよ、だって水原卒業式準備の委員遅くまでやってたじゃん。」




「えっ……?」





「俺みてたんだからな。」



そう言って、奏太は席を立って他の人の所に行った。