あなたがいたから、幸せでした。

必死になって上靴を探す私をよそに、

みんなはとても、楽しそうだ。

そんな目で私を見ないで。

みんな私を、興味津々に見ている。

みんなはイジメられた事が無いから、

そんな酷い事ができるんだよ。

イジメを味わってみてよ。

これがどんなに辛いか、悲しいか、

分からないでしょう?


ガサガサ


そうこう思う内に、1つ上靴らしい物に手が当たった。

これは、と思って引っ張ってみると、

汚くボロボロになった私の上靴が出てきた。

ホッとしたのは言うまでもなく、

私は安堵の息を漏らした。