あなたがいたから、幸せでした。

自分の声が上ずっている事が分かる。

私が見たもの。

それは––––––・・・

上靴が〝無い〟という事––––––。

上靴はどこに行ったの?

上靴がいなくなるなんて、聞いたこと無いよ?

旅行に行ったのかな?

あーっ、もうっ!

そんな事じゃないよ。

きっと靴箱にでも、捨てられたんだ。

この辺で1番近いゴミ箱は、と。

ヤバい。

泣きそうかもしれない。

心の中だけでも、ポジティブにしようとしたのに、な。

靴が無くなった事は初めてで、

すっごく辛いよっ。

誰も私の気持ちなんて分かんないよ。