あなたがいたから、幸せでした。

彼女が私を押してきた。

〝押してきた〟というよりも、

〝ぶつかってきた〟という方が妥当。

痛いよ。

鈍い痛みに顔をしかめながらも、とにかく耐える。


「あっれ~?あたった?

ごめんねー、あんたが見えなかったもんでついさ。

あんたはとにかく、邪魔なのよ。

存在自体が、ね。」


みんなに見せつけるように大きな声で言う。

何でこんな酷い仕打ちをされるの?

彼女はそこまで言って、さらにもう1言呟いた。


早く消えてよ。


と。私にしか聞こえない声で、

それでもはっきりと。