あなたがいたから、幸せでした。

うんん、今欲しいのはこんな言葉じゃないよね。

分かってるよ、けどね。

こんな辛い思いをさせて、ごめんなさい––––––・・・」


私が声を発したからか、雅がビクッっと震えたのが、1枚の壁越しに伝わってきた。


「お姉、ちゃ、ん・・・。

やっと、しゃべっ、た、ね。

ううっ、久し振り、だし、謝らな、くてもっ、いいんだ、よ?

あたしが元は、いけなかっ、たんだし、

こっちこそ、ごめ、んなさい・・・。」


雅の嗚咽の混じった声に、

私も泣けてきた。

人につられて泣くのは、本当に久し振りで。

1人の時間が嘘だったように、

2人して夜中まで泣きじゃくった––––––・・・