あなたがいたから、幸せでした。




「い・・・やだ」


「え?」


「嫌なの!

私はまだ死にたくない!!

私は生きるのっ!」


私が声を荒げたせいか、彼女は驚く。


「・・・あのね、

あんたに死んでもらわないと明の気が晴れないのよ。」


そう言った亜美は、私をフェンスにぶつける。


ガシャンッ


「いたっ・・・」


「早く!飛び降りれば済む事でしょっ!?

ためらわないでよ。早く死んで。」


嫌だ。

私はまだ死なない。

拓馬。

あなたがいたからだよ。

こんなに生きたいと思えたのは。


だから。



「死にたくない。

ねぇ、亜美。明との事、教えてあげるよ・・・」