あなたがいたから、幸せでした。



「えっ、何がいいの?」


呟いても、誰も私の言葉を聞いていない。

ガシリとつかまれた両腕から逃れようと試みる。

そんなモノも、全く意味がなかった。


はぁ・・・


私は何をされるの?


怖いよ。


怖い 怖い 怖い


本当に怖い。

ああ、でも、友達の沙奈恵が傍にいるから、安心だよね?


そう、〝安心〟したらあんなにもダメだと思っていたくせに、

今では少し、安心している自分がいる。


「あのねー、今ぁ、この雑誌が話題になっててね~?」


そう言って、麻菜ちゃんが見せてきたのは、

いろんな人達の話題になっている、〝ヌード集〟だった。