「せーんせー、富山さんがぁ、解きたそーにしてまーす!」


そう言った女子がいた。

やっぱり彼女で。

麻菜ちゃんだった。

今度は、


「そーだね!良いと思う!」


「さんせー!富山分かるって顔してるもん。」


だとか、いろんな声が聞こえてきた。


とーみっやま

とーみっやま


そういうコールが聞こえてきた。


「あ、悪いな、富山いけるか?」


そう聞いてきた長元先生。