あなたがいたから、幸せでした。



この時間は、私達だけの時間で。

〝幸せ〟とも思えるような時間だった。

この幸せの形は、もう壊したくないよ––––––。


バタ バタ バタ・・・


この音は。

お母さんが下に下りてくる音、だよね。


来ないでよ。

せっかくの雅との幸せな時間を。

あなたになんか壊されたくないのよ。

お願いよ。

お母さん、私はお母さんが苦手だよ。

だって、ほら。


「おはよう、雅。

・・・って、何で泣いてるの!?」


こうやって、私がいる事に気付いてくれないでしょう?

そして。


「あ、優夏。

もしかしてあんたが泣かせたの!?」


こうやって私のせいにしようとしている。