あなたがいたから、幸せでした。



何とも言えないよ


そんな目で雅を一瞥して、

食べ物が元から少ししか入っていなかった食器を、

無言でテキパキと片付けていく。


「雅はご飯、どうするの?」


私は別に咎めるように言ったわけじゃない。

ただ普通に尋ねたんだ。


「あたし、最近朝は食べられないんだ。

お姉ちゃん、いっつもあたしの事なんか気にしないから、

なんか嬉しくなっちゃった。」


そう言って笑える雅は、すごいな、と思う。

でもね、雅。

嘘はバレバレなんだよ。


「雅、無理して笑わなくてもいいんだよ?」


私がそう言うと、


「笑えて、るんだと思ってたんだけど。

やっぱりまだ、ダメかなぁ」


少し悲しそうに、それでも〝あたしは生きるんだ〟

という目に、ただただ感動する。