綺麗事だ、と言う人は数多くいる。
でも。
そうやって思ってないと、
私は。
生きていけなくなっちゃうんだよ。
「あ、お姉ちゃん。
最近起きるの早くなったね。
学校、そんなに楽しいんだ?」
あたしは楽しくないんだけどね、
というように泣きそうな目で言ってきた雅に、
私は唖然とする。
そういえば雅は、大事なお友達を1人、
亡くしてしまったんだよね。
「あ・・・。雅、おはよう。
えっと、その。
私は〝学校自体〟はそんなに苦じゃないよ。」
今はこれくらいの事しか言えないけど。
学校自体を強調したの、雅に伝わったかな?
そうだよ、学校自体はいいんだ。
ただ。
私はイジメを受けているから。


